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洞田創研究室

洞田創(とだはじめ)のブログです。只今、スケジュール的な問題で浮世絵(風イラスト)の作成依頼の受け付けは停止しています。ご迷惑をおかけしております。その他、ご用のある方はhajime_toda☆yahoo.co.jpまでご連絡ください。(☆を@にしてください)

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【お絵かき講座】キャラ絵の描き方基礎~第九回補講 胴の動き

お絵かき講座 アタリ

キャラ絵の描き方基礎(頭の固い人向け) 第九回 補講~胴の動き

 

 いつもは土曜日なのですが、本日は補講ということで特別になっています。

 さて、今回のテーマは、胴の動きです。キャラ絵を描く上で意外と多いお悩みが、「胴体が変形した状態(体を丸めるとか)が描けない」なのですが、第七回でヒネリ(回旋)を第八回で反らし(伸展)をしました。ならば、いっそというわけで、ここで残りの体を丸める「屈曲」横に倒す「側屈」をやってしまいましょう。ただ、屈曲に行く前に、対になる動きである前回の伸展の復習をします。

 

 では、まずは基本的な考え方から説明していきましょう。

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伸展の復習

 それでは、胸郭や骨盤パーツ当てはめるための、変形した補助箱を具体的にみていきましょう。まずは復習、伸展からです

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 OKでしょうか。使い方としては、胸郭あるいは骨盤パーツを描いた後、こうやって紹介していく補助箱の形を、真似して描いてみれば良いという訳ですね。

 この、胸を反らすというのか腰を引くというのか、そういうポーズは皆さんよく見たことがあると思います。背中のS字ラインが強調されるため、伸展は意外とよく使います。

 

 


屈曲のあれこれ

 今日の本題に入りましょう。最初は体を丸める屈曲についてです。これだけちょっと例外的な変化が起きます。

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これらの変形補助箱は、適当に描いて構いません。歪んでも大丈夫です。

 

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 体を丸めるというシチュエーションのうち、よく使うのは三角(体育)座りでしょうか。その他では意外なほど見受けられませんね。

 ちなみに、図でシワについて説明していますが、実際にはくびれの高さにそって線を引くだけです。絵と言うのは便利ですね。

 


 さて、胸郭を反対に付ける「猫背パーツ」の話が出ましたが、次はそれをちょっと利用してみましょう。猫背パーツで猫背を再現するのです。

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 猫背パーツの本領発揮です。そのまま取り付けると猫背の素体が完成するのですね。イラストではあまり使わないかもしれませんが、何かの役に立つ時があるかもしれませんから、ご説明しておきました。

 

 


側屈について

 さて、最後は側屈になります。これは体を横に倒す動作ですね。

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※訂正:上の四角に囲まれた図の説明は、正しくは左が21度右が27度です。


 側屈の変形補助箱は、パッと見せられると、他のと違って、どういう風に書いて良いのか分からない方がおられるのではないかと思われます。
 そこで、この描き方についてご紹介しておきましょう

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OKでしょうか。それでは、これを素体にはめてみましょう。

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 こうなりました。上述のとおり、急激な側屈を使う機会はあまりないかと思いますが、体のバランスを取る時の、ゆるやかな側屈を使う機会は多いでしょう。その時に注意しなければならないのが、「胸郭も骨盤もどっちも傾かせる」ということです。頭、胸郭と描いていく場合、うっかり胸郭をまっすぐ垂直に描いてしまうことがありますから、その場合、ちぐはぐになってしまいます。お気を付け下さい。

 

それでは、今日の講義はここまでとなります。

今回ご紹介した胴体の伸展・屈曲・側屈ですが、単体で使う以外にも、原理を利用すれば、これらを(またヒネリも)合わせて複合的な動きも出来ます。……ただ、そうなってくると、もはやキャラ絵の描き方“基礎“ではなくなってしまいますね。
実際には、単体で使っているイラストがほとんどですから、これで用が果たせると思います。

 

 


そうそう。忘れた頃にもう一度、この講座の特徴を申しあげておきましょう。これはこの講座の講義全てに言えることなのですが、第二回で申し上げた通り、私の説明したやり方を意識して覚える必要はありません。やっているうちに自然に覚えますし、説明した内容が分かっていれば、どこに何が書いてあるか知っていれば良いのです。講義録をアンチョコとして控えておいて、必要な時に見れば良いかと思います。


漫画やイラストを描くというのは、持ち込み有の試験、またはレポートを書くようなものです。楽できるところは、楽しておきましょう。
 

 さて、次回は「応用概論Ⅲ 背面」になります。それでは、次の講義でお会いしましょう。