プリキュア新OPED雑感
ごきげんよう。今日も日曜朝八時半の女児向けアニメ「GO!プリンセスプリキュア」を楽しませていただいた洞田です。
8月になり、OPの改変と共に、EDも刷新されました。近年のプリキュアシリーズでは、EDの構成は、EDテーマに合わせて3DCGのプリキュア達が踊る、というものですが、今作も順当に構成を踏襲したものとなりました。ちなみに、この3DCGはフレッシュプリキュア(シリーズ第六作)から導入されたものです。
この3DCGの技術については、プリキュアEDはその技術レベルの定点観測ような見方をすることもできます。御存じのとおり、1年のシリーズで、半年ごとにEDが変わるのですから、上手いことに本朝の(東映の)CG技術の変遷を追う事ができるのです。
というわけで、新作が出るたび「ここまで来たのか!!」と毎回、我々を驚かせてくださるのですが、今作の個人的な感想としては、とかく表情が麗しい気がします。
これが恐ろしいところで、プリキュアのキャラクターの顔、というのは典型的なアニメ顔です。
当たり前だろアニメなんだし」というわけですが、このアニメ顔もしくは漫画顔というのがやっかいなもので、というのも、アニメの顔というのはもともと2次元の絵の中で、かわいくなるようにデフォルメされて作られているので、3D化しにくいのです。(アメリカの3Dアニメーションは、最初から3Dを見越したキャラクター作りをしているかと思います:独自研究)
つまり、ただ3D化しただけだと微妙な感じになり、しかも、表情はマンプ(漫画符号)化しています。マンプはセルに描くときは楽でしょうが、それを3Dの顔に当てはめるんですから、いや、本当に大したものです。
このままいくと、どこまで行ってしまうんや……(歓喜)
それはともあれ、OPに話を移すと、敵の新幹部(?)の姿がチラッと見えました。ヘルメットをかぶった二人組のキャラクターです。
なお、今作では敵幹部は皆「音楽ジャンル」をイメージさせる格好になっています。
例えば、クローズという幹部はパンクっぽい服装、シャットはビジュアル系っぽく、ロックはエモというかなんというか……という感じです。
ということは、このヘルメット二人組のモチーフは「ダフトパンク(2014のグラミー賞5冠)」というわけでありましょうか。
そうなると、とうとうテクノにまで喧嘩を売ってきたということに……(誤解)
一方で、主人公たちはというと、プリンセスというモチーフ、及びバイオリンを弾くということもあって、クラシック推しとみなすことができます。すると、後番の「題名のない音楽会」への熱いバトンタッチですね。
まあ、そんな雑感でありました。