洞田創研究室

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落書き(4/4)

こんばんは。洞田です。

 

さて、パソコンも復帰しましたし、今日もpixivsketchに出した落書きを置きますね。

 

〇月を見たるかたち

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月を~と題し、画面上にはあえて月を描かないというのは、これはもう、手垢のついた技法でございますね。

右下に手紙がありますが、来るといったのに来ない……というのもまた、平安時代からのテンプレであります。

 

やすらはで 寝なましものを 小夜更けて 傾くまでの 月をみしかな

 

という訳でございますね。

ちなみに、シリーズ名(当世娘素形)の、今回の枠は結び文(ムスビフミ)です。

 

結び文と言えば恋文ですが、そこで、ちょっとした雑学。

恋文などの手紙のうち、遊女の出すものは特に「天紅」とも言います。これは、名前のごとく紙の上端に紅が付いています。この紅の付け方は、一般的には巻紙の端を「紅を溶いた水に浸す」という方法でありますが、ただ、一説に「紅を付けた唇で噛む」というものもあるとされております。後者の方が、雰囲気は出ますね。(きれいにはつきませんでしょうけど)

 

まあ、それはおいておいて、コレのアタリは以下のとおり。

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後ろの窓と言いますか、手すりと言いますか、それを別レイヤーにしております。ああでもないこうでもないと描き直しますので、巻き込まれて消えてしまわないよう、ということですね。

 

それでは、ごきげんよう。