制作過程1~行き当たりばったりに絵を描く
こんばんは。洞田です。
最近、落書きしか書いていないので、そろそろちょっとちゃんと描こうよ、と思い立ちました。
で、ついでのことなので製作過程を上げていこうと、そういう話です。
なお、普通こういうのは出来上がってから、出していくものですが、まだ完成していない状態なのにもかかわらず、見切り発車でやります。
おっと。能書きはここまでに。それでは、始めます。
1 アタリを描く
最初はアタリですね。この段階ではそれこそちゃんと仕上げることは念頭になく、落書きみたいな感じで出そうと思ってて、大変気軽に書いております。このアタリに被せるキャラクターなんかも、イメージがあったわけではありません。ただ、アタリのポーズで大体シチュエーションやキャラクターの性格が決まってきますので、それにそった下書きになっていきます。
2 キャラクターを描く~その1
椅子に座っている人物の下書きを描きました。こういう見せ方をすると、スパーンと一気に描ききったように見えますが、そういう訳ではなく、あれやこれや試行錯誤しながらやっております。また、後ろの人物や背景を描く段階になっても、このキャラに戻ってきて少々の修正を……ということは良くあるのです。
3 キャラクターを描く~その2
後ろのキャラクターを描きました。椅子のキャラクター(人外)を描いた時点で、後ろのキャラはコスプレをした人間キャラにしようなどと考えていました。角みたい見えるのはコスプレ用のカチューシャというわけです。まあ、カチューシャ本体と髪の毛の線が混ざっちゃってて、色を塗らないと分からないんですが。
なお、上記でお伝えしました通り、実際には、この時点においても、後ろの人物だけ描いていたわけではなく、後ろの人物を描き進めては、前の人物に戻って修正などを繰り返しています。
4 椅子を描く
椅子を描きました。ちなみに、私はこれをSAIで描いておりまして、こういう直線の多いオブジェクトはほとんど「ペン入れレイヤー」を作って、直線と曲線で描いています。ペン入れツール(フリーハンド)は使いません。もともとベジェ曲線系に慣れているので、ベジェ系の線が小間切れになって重なるのを嫌がるタイプなのです。
5 背景を描く~その1
ザ・血迷い始め、と言う訳です。背景を描こうとして、この円形を描いてしまったら、もう「おいでよベル・エポック」及び「おいでよアール・ヌーヴォー」しかありません。
※アルフォンス・マリア・ミュシャ参照。
ちなみに、本来、ミュシャ風とか言われるそれは、あんまり「アニメっぽいキャラでやっちゃダメ!!(ディズ〇ーキャラ含む)」という感じでありまして、それは、上手く融合することが難しいという一点にあるのですが、やっちゃったものはしょうがないよね、という所であります。
そういう訳で背景の方向性が間違った方面に決定してしまいました。
6 背景を描く~その2
アールヌーヴォーって言えば、植物です。前景と枠にぶっこむのはデフォルトです。
なお、アールヌーヴォー風に描く時、植物には「象徴性」を持たせるのが伝統になっておりますので、前景の植物は花言葉から探しました。ネットって便利ですね。前景は「チューベローズ」、危険な快楽だそうです。描いている最中に「この椅子のキャラはいわゆるサキュバスなんではないか?」と思い始めていたのでそれに合わせた感じです。
また、上の枠の右にあるのはヤドリギ、古代のドルイドが好んだ木です。魔術的な感じを出したいというのが選択の理由です。また、ヤドリギって言うんなら寄生された木を描いて置かないと、ということで、左に見える枝は宿られた木です。
7 背景を描く~その3
今度は小物類を描こうという事です。絨毯、杖、ランプと鍋?ですね。杖のトップはまだ考えていないので描いておりません。ついでに真中の丸い部分に星を描きました。
そんなこんなで制作過程1は終わりです。
後の過程は「ペン入れをして、色を塗る」なんですが、配色計画がまだ白紙です。
……どうしたものやら。。
それでは、ごきげんよう。