洞田創研究室

洞田創(とだはじめ)のブログです。只今、スケジュール的な問題で浮世絵(風イラスト)の作成依頼の受け付けは停止しています。ご迷惑をおかけしております。その他、ご用のある方はhajime_toda☆yahoo.co.jpまでご連絡ください。(☆を@にしてください)

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2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『うろ覚え草紙』より二才病(ニセビョウ)

今回ご紹介するのは、『虚覚草紙(ウロオボエゾウシ)』より、「二才病(ニセビョウ)」である。『虚覚草紙』は、幕末の安政七年に出版された一種の予言書であり、未来に行ったと主張する絵師、歌川芳細(ウタガワヨシコマ)によって書かれたものである。さて、この「二才病」…

『うろ覚え草紙』より江戸流行「蘭手茶道(ランデノサドウ)」(『うろ覚え草紙』紹介)

(※文章は、『平成うろ覚え草紙』に掲載されているものと違います。) 本日は、『うろ覚え草紙』より「蘭手茶道」をご紹介します。これは、濃茶に獣乳を入れることにより、器の中に絵を描くというものですが、乳の跡で描くため「蘭手跡(ランデアト)」とも称さ…

【お知らせ】本が出ます。『平成うろ覚え草紙』

館林大学文学研究センター 洞田創です。 この度、地域文化研究の成果として、昭和四十六年に発見された郷土の貴重書『うろ覚え草紙』を現代語に訳した、『平成うろ覚え草紙』を飛鳥新社様より9月25日に出版いたします。 本書は、歴史学界に一石を投ずるもの…