2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧
今回ご紹介するのは、『虚覚草紙(ウロオボエゾウシ)』より、「二才病(ニセビョウ)」である。『虚覚草紙』は、幕末の安政七年に出版された一種の予言書であり、未来に行ったと主張する絵師、歌川芳細(ウタガワヨシコマ)によって書かれたものである。さて、この「二才病」…
(※文章は、『平成うろ覚え草紙』に掲載されているものと違います。) 本日は、『うろ覚え草紙』より「蘭手茶道」をご紹介します。これは、濃茶に獣乳を入れることにより、器の中に絵を描くというものですが、乳の跡で描くため「蘭手跡(ランデアト)」とも称さ…
館林大学文学研究センター 洞田創です。 この度、地域文化研究の成果として、昭和四十六年に発見された郷土の貴重書『うろ覚え草紙』を現代語に訳した、『平成うろ覚え草紙』を飛鳥新社様より9月25日に出版いたします。 本書は、歴史学界に一石を投ずるもの…