洞田創研究室

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プリキュアと老婆心

さて、本来ならばこれは日曜に言うべきことなのかもしれませんが、私はハートキャッチの頃から、日曜朝八時半に放送される女児向けアニメ「プリキュアシリーズ」を楽しく拝見させて頂いております。

 

で、先週に放送されたGO!プリンセスプリキュア第8話「ぜったいムリ!?はるかのドレスづくり!」を見ていたのですが、初見の際に、ちょっとした違和感を感じました。

話の内容は、主人公の春野はるかが、正義の味方と学業をこなしながら、パーティ用のドレスを一から自作するという、普通に考えてどうにも時間がたりないものを根性でこなす、というものです。

そもそも、このGO!プリンセスプリキュアはテーマが「希望」であり、「努力すれば夢はかなう」という考えが根底に流れているので、この回の放送もそれに沿ったものだったのですが、リアルに疲れきってやつれている描写があり、そのため友人(天ノ川きらら)の「一人ではぜったいムリだから手伝う」という申し出をはるはるが断った時には、私はTVの前で「たまには助けを乞う事も必要やで、はるはる……」とやきもきして、逆に家人にやきもきされたものでした。

 

しかし、しばらく経って、己のたあいのない経験を省みて考えてみますと、「無理をしちゃダメだよ!!」という違和感は薄くなり、「そういうのもいいか」と思えてきました。「無茶をしてみる」という経験は、特に若い時には重要な気がします。まあ、あくまで体を壊さないのが前提ですが。

人は、多くの場合、自分の限界をことのほか低く見積もっているものです。

定期的にちょっと無茶をやってみることで「本当の自分の能力の限界」を知ることができます。それで自信がつくのなら、それはそれで良い気がするのです。

でも限界突破を続けるのは明らかにヤバいのでほどほどにと。

まあ、ゆっくりした結果がこれだよ!!を地で行くオッサンの、反省からの老婆心でした。


ただ、アスリートは別として、絵を描く場合の無理というのは、修羅場的なものぐらいしか思い浮かびませんが……。

 

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