草双紙『野鼠の草紙(のねずみのそうし)』 19c日本・東京
(発表 2014.6)
今回ご紹介するのは、明治二年に刊行された『野鼠の草紙(ノネズミノソウシ)』である。これは、合巻形式の草双紙であるが、文明開化の影響か、紙を横長に使った点に特徴がある。
なお、この『野鼠の草紙』の内容は「根津の国のかくれ里に住む山鼠、小栗忠衛門と小倉屋忠吉が森で卵を見つけて“かすていら”を造る」というたわいのないものであったが、それゆえに年少の子供に大評判となり、多くの続編が出たという。
(発表 2014.6)
今回ご紹介するのは、明治二年に刊行された『野鼠の草紙(ノネズミノソウシ)』である。これは、合巻形式の草双紙であるが、文明開化の影響か、紙を横長に使った点に特徴がある。
なお、この『野鼠の草紙』の内容は「根津の国のかくれ里に住む山鼠、小栗忠衛門と小倉屋忠吉が森で卵を見つけて“かすていら”を造る」というたわいのないものであったが、それゆえに年少の子供に大評判となり、多くの続編が出たという。